こんにちは 泉北藤井病院 栄養科です
7月度ご当地メニューを実施しました。
7月は岡山県です。
今回の献立は
「蒜山(ひるぜん)焼きそば」「あみだいこん」「にらのお浸し」です
まずは「蒜山焼きそば」
岡山県北部の蒜山地域では、冬の保存食として各家庭で作られていた味噌を使用した
焼きそばやジンギスカンが食べられていました。その中で蒜山にあった食堂が
味噌をベースに作られた独自の味噌だれを使い、鶏肉とキャベツを入れて提供
しはじめた焼きそばが評判になり、蒜山焼きそばと知られるようになりました。
実際に現地で食べたりお土産でソースだけ買って家で作ったりしましたが
甘めの味噌だれですごくおいしかったです。ただ、どうしてもソース味が定着している
方にとっては、あまり好きでない方もいるかもしれません。
患者様にもほぼ好評でしたが、「なんやわからへん」という印象を持つ方もおられました。
次に「あみだいこん」
あみと言われるえびと大根を砂糖や醤油、生姜などで煮込んで作られます。
今回は身近なものとして、お好み焼きなどで使用されるアミエビを使用したのですが、
着色のピンクが大根に移り、見た目には残念な結果に・・・でも味はおいしかったです。
最後に「にらのお浸し」
本来は黄にらを使用したかったのですが、あいにく価格がかなり高く普通のにらに・・
岡山県では黄にらは全国生産量の7割を誇る特産品で、太陽の光線を遮断して育てる
「遮光栽培」にてきれいな黄色になります。
普通のにらに比べ柔らかいのが特徴で、お浸しなどにして食べられますが、
栄養面ではビタミンAやカリウムが普通のにらに比べ少ないです。
次回は8月 お楽しみに。