こんにちは 泉北藤井病院 栄養科です
10月度ご当地メニューを実施しました
10月は熊本県です
今回の献立は「太平燕(タイピーエン)」「がね揚げ」「かすよせ」です
まずは「太平燕(タイピーエン)」
全く名前からは想像つかない料理かと思いますが、近いものとしては
具だくさんの春雨スープ、春雨入りのとろみのない八宝菜みたいな感じでしょうか。
熊本県の中華料理店や家庭でも定番の料理で、具だくさんであっさりした味わいの
ヘルシーな麺料理として親しまれています。
もともとは中国福建省から伝わったとされており、料理に使う卵を太平卵
(タイピーノン)と言われることから名付けられたようです。
当院では、豚肉、かまぼこ、いか、えび、うずら卵、きくらげ、春雨、人参、玉葱
白菜、青ネギとたくさんの具材を使用して作りました。
具だくさんでボリュームはあり美味しいのですが、ちょっと患者様には良くわからない
料理だったようで残されている方もしばしばおられました。
次に「がね揚げ」
天草の方言で「がね」はカニを意味し、揚げたさつま芋の姿がカニの足に見えることから名付けられたようです。卵、砂糖、小麦粉の衣に生姜を入れて揚げたさつまいも料理です。甘味もあって大変好評でした。おやつにもいいかもしれません。
最後に「かすよせ」
大豆と野菜の炒め煮のことで、白和えにも似ています。里芋、たまねぎ、人参、
干し椎茸などを細かく切って鶏肉と一緒に炒め、米、大豆を入れてとろっとするまで
煮込みます。もち米を入れてとろっとさせたのですが、なんとも不思議な感じで、味は
やさしい味わいでおいしかったです。