高石藤井病院臨床工学科です。
夏真っ盛り!毎日暑い日が続きますが、熱中症対策は万全ですか?
熱中症対策といえばこまめな水分補給が代表的ですが、
透析患者さんは「何を飲むか」「どれだけ飲むか」がとても重要です。
今回は透析患者さんの熱中症対策についてお知らせします。

透析センターでは外来患者さんに月2回定期採血を実施しています。
特にこの値は注意しましょう!と呼びかけているものの中にK(カリウム)があります。
Kの目標値は3.5~5.5mEq/Lとされ、値が大きくなるにつれて高K血症となり危険です。
透析患者さんの一日のK摂取量の基準値は2000mg未満とされ、
水を除く身の回りの飲み物で一番Kが低い飲み物が“麦茶”です。
麦茶はカフェインを含まずK6mg(以下100mlあたり)であり、コーヒーK65mgや煎茶27mgなどと比べてKが低いことが分かります。
汗をかくのでスポーツドリンクを飲んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、スポーツドリンクにはK20mgに加え、糖分も入っているのでおすすめはできません。

熱中症対策で重要なのは、こまめな水分補給です。
しかし、透析患者さんは水分の量にも気を付けなければなりません。
暑いからといって水分をゴクゴク飲むと除水困難に陥る危険があります。
基本的に増加量は週3透析であれば中1日でドライウェイトの3%以内、中2日で5%以内とされています。
したがって水分補給も飲みすぎると体重増加につながるため、おすすめは「冷やした麦茶を飲んだ量が分かる目盛付きのボトルに入れて少量ずつ飲むこと」です。
熱中症に気を付けて、健やかな夏をお過ごしください。