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保湿剤の正しい使い方

こんにちは

良秀会広報担当です

広報誌としてお配りした物の中から、季節にマッチした物などを選んで公開して参ります

 

寒さが厳しくなり乾燥注意報が連日出るようになると、皮膚トラブルが増えてきます

そんな時に欠かせないのが…そう!保湿剤です

 

しかし、正しい塗る回数や量・塗り方がよく分からず、自己流で使っている人は多いはず!

適切な塗り方をしないと、効果が十分に出ないこともあります

そこで、今回は保湿剤の正しい使い方を覚えましょう!

 

〇皮膚の乾燥

・加齢、空気の乾燥や寒冷

・衣類による摩擦などの刺激

・紫外線によるダメージ

・皮膚の洗いすぎやこすり過ぎ

・熱いお湯での入浴や石鹸の使い過ぎ

・不規則な生活や心身のストレス

・糖尿病や透析

これらにより皮脂などが不足することです

皮膚が乾燥すると、バリア機能が低下し、皮膚の隙間から紫外線や細菌・ほこりなどの外部刺激が侵入し、皮膚トラブルが生じます

 

保湿剤

皮膚に水分を与えたり、水分が逃げないように”ふた”をする役割があり、バリア機能を維持する効果があります

保湿剤には同じ名称でもクリーム・軟膏・ローション・スプレー剤などがあり、皮膚の状態や使用部位などに合わせた剤形を選びます

 

主な保湿剤の種類

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〇保管方法

大部分の保湿剤は「室温保存」です

室温保存とは正確には1℃~30℃の範囲内で保存することです

夏場など30℃を超える場合には、冷蔵庫などに保存してください

ただし、0℃以下で保存すると、凍結して使用できなくなる薬剤もあります

冷蔵庫の温度を確認し、冷気の吹き出し口を避けて保存してください

なお、高温で一度溶けた軟膏やクリームは、冷やして硬くなっても同じ効果が得られない場合がありますので、使用しないで下さい

 

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〇皮膚の乾燥予防法

日頃から適切なスキンケアを行うことが大切です

日常のスキンケアでは以下の3つを意識してみましょう

①洗う

よく泡立てた石鹸など洗浄料で優しく洗いましょう

ただし、洗いすぎると皮脂が過剰に除去されてしまうため、時間をかけずにすばやく洗いましょう

洗浄料は、自分の肌に合った低刺激性の物がオススメです

②補う

化粧水や保湿剤は、自分の肌に合うものを選び、適切な量を正しく使いましょう

③守る

室内の乾燥を防ぐため、加湿器などを活用しましょう

外出時は、季節に限らず日焼け止めを使用して、紫外線のダメージから皮膚を守りましょう

 

参考:公益社団法人日本皮膚科学会HPより一部引用


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