こんにちは
医療情報部です。
良秀会では、長らく院内通話機器としてPHSを愛用していましたが、機器の生産停止で修理はできず、バッテリーも中古品をオークションで見つけないといけないほどで、PHSの終了も迫ってきていました😢
そのため、職員同士の情報伝達、業務の効率化のため、スマートフォンの導入を開始しました!
皆様も、現場で職員がスマートフォンを使用している姿を見かけるようになるかもしれません。
そこで、スマートフォンの電波は大丈夫!?と不安になりますよね…
当法人の患者様の中にも、植込み式心臓ペースメーカーを利用されている方がたくさんいらっしゃるので、気になるところかと思います。
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スマートフォンの電波の影響は?
病院や交通機関の優先席の利用制限は、携帯電話やスマートフォンの電波が、心臓ペースメーカーなどの埋め込み型医療機器に影響を与える恐れがあることから設けられたものでした。
そのため、医療機関ではPHSが採用されてきました。
しかし、携帯技術の革新によって携帯電話の電波も微弱なものになってきました。
令和2年に総務省の調査によって、
影響測定の結果、模擬システムを電波発射源とした5Gの3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GH z帯の各周波数帯の電波は、植込み型心臓ペースメーカ等のいずれにも影響を与えなかった。
という結果が出ています。
この総務省の結果にあるように、現在のスマートフォンについては、医療機器への影響は心配しなくても大丈夫なようです!*1
ただ、技術は日進月歩でまだまだ変化していく見込みであり、引き続き医療機器への影響については注意深く検討していきたいと思います。
職員がパソコンに向かったままではなく、現場でスマートフォンによる電子カルテ入力等が行えるようになるので、業務の手間が減り、より患者様と向き合える時間を増やしていけるように、スマートフォン導入を進めていきたいと思います。
来院される方におかれましても、何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします。
*1:院内では、一部機器の近くでの携帯電話の使用や、来院された方々にゆっくりお過ごしいただくために、通話利用を制限させていただく場合がございます。