こんにちは 泉北藤井病院 栄養科です
投稿が遅くなりましたが
12月度 ご当地メニューを実施しました
12月は宮城県です。
今回の献立は
「ずんだハンバーグ」「さんまのきがき」「きしゃず炒り」です。
まずは「ずんだハンバーグ」
宮城県といえば「ずんだ餅」が有名です。「ずんだ」は枝豆をすりつぶしたもので
諸説ありますが、宮城の武将、「伊達政宗」が枝豆をつぶすのに
「陣太刀(じんたち)」の柄を使って枝豆をすりつぶしたことから名付けられたと
されています。
意外に枝豆の生産量は日本の中ではトップ10以下とそこまで多くありません。
今回はその枝豆をつぶして鶏ミンチなどと一緒にハンバーグにしました。
次に「さんまのきがき」
「きがき」とはタイのナンプラーと同じ魚醤の一種です。
昔は、さんまと大根を魚醤で煮てましたが、今では普通の醤油で煮つけるのが一般的
です。そのため食塩が多く、酒のアテとして好まれる味付けを食塩制限のある患者様
にも提供できるよう醤油の量は調整し調理しました。
「きしゃず炒り」は別名「きらず炒り」とも言われ、「きらず」とはおからのことを
言います。これも諸説ありますが、おからは切らずとも使える食材であることから
「きらず」と言われた説もあります。野菜やきのこなどと一緒に炒ったもので
関西では「卯の花」と同じになります。
おからは便通改善や血糖コントロールに良いとされている食物繊維がとにかく豊富。
100gあたりに約10gの食物繊維を含み、ごぼうの約2倍、白菜の約7~8倍にもなります
今回で37回目のご当地メニューとなりました。一部重なった都道府県もありますが
全国制覇まであと少し。今年も頑張っていきたいと思います。