こんにちは
高石藤井心臓血管病院 院長の長谷川です
当院では、心血管疾患に対して低侵襲で手術リスクを低減できる治療を目指しております
その一環として、大動脈瘤や急性大動脈解離に対してステントグラフトの導入を行い、高齢者などのリスクの高い患者様に対しても、安心して治療を受けていただけるよう心がけております
大動脈瘤 ―別名「サイレントキラー」― とは
胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤などその「こぶ」ができる部位によって呼び方が異なります
大動脈瘤の原因の多くは、動脈硬化といわれています
その危険因子である、高血圧・高脂血症・喫煙習慣・糖尿病などが、大動脈瘤の形成に大きく関わっています
動脈瘤ができてもほとんどが無症状ですが、破裂すると、激烈な胸痛や腰痛・大出血による意識障害などを起こし、突然死の原因となることもあります
みなさんがご存じの方では、俳優の藤田まことさんや小説家の司馬遼太郎さんが、大動脈破裂で急死されています
大動脈瘤は、発見が遅れたり、大きくなってきても放置していた場合に、破裂して突然死を起こす可能性があり、別名「サイレントキラー」と呼ばれています
大動脈瘤に対する低侵襲治療「ステントグラフト」
動脈瘤が一定の大きさに達する場合や、急速拡大する場合は、侵襲的治療の適応となります
侵襲的治療としては、外科的治療である「人工血管置換術」と、カテーテルというストロー状の長い管を挿入して人工血管を留置する「ステントグラフト内挿術」があります
後者は、高齢者や外科的治療のリスクが高い方に開発された治療法です
当院では、心臓血管外科医と循環器内科医のハートチームを結成し、治療にあったております
ぜひご相談ください
当院では大動脈瘤に対する検査から治療を積極的に実施しております
具体的な大動脈瘤のリスク因子として、65歳以上の高齢者で、喫煙・高血圧・高コレステロール血症やその他の動脈硬化性疾患があげられます
これらのリスク因子をお持ちの患者様には、早めの検診をお勧めします