こんにちは 泉北藤井病院 栄養科です。
1月度ご当地メニューを実施しました
1月は福岡県です
今回の献立は
「鶏の水炊き風」「あちゃら漬け」「白菜めんたい」です。
まずは「鶏の水炊き風」から
この料理は鶏肉を骨ごと煮込んだスープの中に、季節によってお好みの野菜を加えて
ポン酢で食べる鍋料理です。
元々は外国船が長崎に寄港した際に広まったようで、その後西洋のスープや日本料理の
要素も加わり現在の形になりました。
水炊きと聞くと冬だけと思いますが、7月に行われる博多祇園山笠(700年以上の
歴史があり、櫛田神社[くしだじんじゃ]に山笠を奉納し無病息災を願う神事)の際
にも食べられることから年中を通して食べられています。
今回は鶏ガラからだしをとって鶏肉やキャベツ、椎茸などを用いて作りました。
次に「あちゃら漬け」
刻んだ季節の野菜に赤唐辛子を加えた酢の物で、夏場によく食べられています。
名前の由来は色々ありますが、ポルトガル語で野菜や果物の漬物を意味する
「アチャール」が語源とされているようです。
本来はもう少し唐辛子の辛味を効かすものかもしれませんが、当院にご入院の方は
ご高齢の方がほとんどなため少し控えめにし、昆布茶も少し入れて味をマイルドに
仕上げました。
最後に「白菜めんたい」
「白菜めんたい」という料理があるわけではないのですが、福岡といえば
博多めんたいこ。シンプルにめんたいこの塩気を活かして、火を通しためんたいこと
白菜を和えました。
めんたいこが有名になったきっかけは、めんたいこで有名な(株)ふくやの
創業者の方が朝鮮で食べたおいしいめんたいこを独自の味付けで博多で販売したのが
きっかけと言われています。
栄養面では、ビタミンB1やB2などのビタミンB群が豊富です。
ただし、食塩は同じ魚卵であるいくらよりも多く(同重量で)1腹で3~4gの食塩を
含むのが一般的ですのでとりすぎないように注意が必要です。
次は2月