こんにちは 泉北藤井病院 栄養科です
1月は鳥取県です
今回の献立は
「大山おこわ風」「焼きサバの煮つけ」「こも豆腐風」「なすのずんだ和え」です。
この中で「大山おこわ風」と「焼きサバの煮つけ」に関してご紹介します。
まずは「大山おこわ風」
大山山麗(だいせんさんれい:鳥取県西部に広がる山麗で、湧き水は名水として有名)
の食材を使用した醤油味のおこわで、昔、僧兵が戦場に行く時に戦勝を祈願して
山鳥と山草を入れた米飯を炊きだしたのが始まりといわれています。
大山で修業する人たちに振る舞われていた大山寺のおこわが家庭にも広がり
お祝い事のごちそうとして「大山おこわ」と呼ばれるようになりました。
「大山おこわ」の具材は、餅米に、しいたけ、ごぼう、栗、こんにゃく、油揚げなど
家庭によって様々で、山菜やちくわをいれる地域もあります。
次は「焼きサバの煮つけ」
古くから日本海では大量のサバが水揚げされ親しまれてきました。
現在のような保存技術がない時代には、多くの業者が日持ちさせるために
焼いてから出荷していました。
手に入りやすく栄養価も高いサバですが、難点もあります。それは特有の臭みです。
そこで、焼いたサバの身をほぐして、玉葱と煮込むことで臭みを和らげ甘味もプラス
され子供にも食べやすいように工夫がされました。
今ではこの「焼きサバの煮つけ」を煮汁ごと洗米と一緒に炊き上げ
さらにアレンジした「焼きサバ煮釜飯」が作られています。