こんにちは 泉北藤井病院 栄養科です
5月度ご当地メニューを実施しました
5月は兵庫県です
今回の献立は
「穴子の天ぷら」「新玉葱のピーナッツ和え」「明石焼き風」です。
兵庫県といえば、たこやカニ、鯛などが思いつくかと思いますが、穴子も有名です。
瀬戸内海東部に位置する播磨灘(はりまなだ)では、国内でも有数の穴子の水揚げ高を
誇ります。兵庫県産ではありませんが、普段使用することのない穴子を天ぷらにして
提供しました。
次に玉葱。兵庫県といえば淡路島の玉葱が有名ですが、
ここで問題。玉葱と新玉葱の違いってご存知でしょうか?
日本の玉葱は大きく2つに分かれます。春に種をまき秋に収穫するもの
(主に北海道産)と秋に種をまき春から初夏に収穫するもの(おもに佐賀、兵庫県産)があります。
新玉葱と玉葱は出荷方法の違いにあります。
通常、玉葱は日持ちをよくするため、収穫後1カ月ほど乾燥させて出荷するのに対し
新玉葱は、温暖な地域で3~4月頃に収穫後すぐに出荷されます。
そのため、乾燥させずに出荷するので、みずみずしくて肉質が柔らかく、辛味も少なく
感じます。また、栄養成分も大きな違いはありません。
藤井病院がある岸和田市を含む泉州地域でも玉葱が有名で、大阪府下では
一番の出荷量を誇り、「日本のたまねぎ栽培の発祥の地」とも言われています。
最後に明石焼き
本当は1個ずつ手作りできればいいのですが、作業時間の問題と、咀嚼、嚥下機能の
低下した方にもそのままで食べていただけるよう、「やわらかたこ焼き」という物を
使用しました。タコもすりつぶした状態で入っており、すごく食べやすいたこ焼きです
そこに出し汁をつくって明石焼き風として提供しました。
本当の明石焼きとは違いますが、粉もんはみなさん大好きなようで
大変よろこんでいただきました。
次は6月です。