こんにちは。腎・透析センターです。
腎・透析センターでは、看護師による症例検討会が月に1回フロアごとに、行われます。
先生や師長、たくさんのスタッフが集まり、皆の視線のなかで発表するのですが…それはもう本当に緊張します(@_@;)
今回の症例は、「体重管理が困難な患者への援助」について発表させていただきました!
この症例では、食事と食塩の制限が上手くいかず、過増加が続いている患者さんに対して、ティーチング(知識を教えること)と、コーチング(相手の力を引き出し、導く)での看護を実践しました。
看護を実践するにあたって、まず患者さん自身を知る必要があると感じ、食事摂取表を用い可視化しました。食事内容を通して日々の生活を振り返りながら、家族や趣味の事などにも触れ、たくさんお話を聞かせて頂き信頼構築に努めました。そのお話の中で、知識を提供しながらも、患者さんの自主性を尊重し、実現可能な目標を一緒に立案しました。
小さな目標でも成功体験を積み重ねる事で、患者さんの自信へとつながっていきます。その自信から少しずつ体重増加が減り、透析中の苦痛や倦怠感が軽減していくことを、実感してもらう事が出来ました。結果、患者さん自身が自己管理の大切さに気付き、患者さんの気持ちも透析治療を受け入れるようになりました。
症例検討会の発表後には、雑賀センター長より、「ティーチングの知識が無ければコーチングにも繋がらない。ティーチングの知識を高め、コーチングに活かしていくことが重要」という助言をいただきました。
日々の看護を振り返り、文字にするのはすごく大変でしたが、たくさんの学びを得ることができ良い機会となりました。また参加してくれたスタッフからのアドバイスを参考にし、透析看護を向上していきたいと思います。