こんにちは! 腎・透析センターです!!
今回は、患者勉強会の開催についてご報告します!
患者勉強会の開催は、年に2回浪切ホールで実施していましたが、コロナウイルス感染の流行により残念ながら中止となっていました。しかし、コロナ感染の終息の兆しが見えたため、約4年ぶりに開催が決定しました!!
開催についてのお知らせは、透析センターで発行している「きらきら通信」へ掲載し、全患者へ配布しました。事前に通知する事が出来たため、多くの患者様と家族様とで合計91名に参加してもらうことができました。
まず放射線科の木村先生からは「シャントPTA」について講演して頂きました。透析患者様のほとんどが、シャントPTA(シャントの血管拡張術)を実際に治療として行っているのですが、痛みを伴うため多くの患者様が不安を感じる治療です。しかし、治療を行う事でシャントの突然閉塞を予防でき、長期間のシャント管理には、なくてはならない治療方法です。今回の勉強会では、PTA治療の場面を実際に映像を見てもらいながら、木村先生が分かりやすくお話してくださいました。講演後は、治療の重要性が理解でき、患者様もより納得して治療を受けることができるようになったと感想を頂きました。
次に腎・透析センター看護部の東副主任からは「シャント管理」についての説明でした。透析患者様にとってシャントは命綱と言われていますが、シャントの自己管理でもっとも重要な事は「見る・聞く・触る」です。毎日の自己管理が重要なため、この3点を覚えて帰ってもらえるよう、ゆっくりと時間をかけてお話させて頂きました。また透析患者の導入が高齢化となり、患者指導が困難な症例が多くなってきています。今回の勉強会では家族様から協力を得て多くの参加がみられ、シャントについて家族様自身の知識をより深めて頂けた様子でした。勉強会後の質疑応答では、かなり多くの質問が患者様や家族様からあり、この機会が有意義な時間であったと感じさせてもらえる場面でした。
患者勉強会にはほとんどのスタッフが参加し、資料配布や患者様の席への誘導などを行いました。久々の勉強会の開催となりましたが、スムーズに勉強会を開催する事ができました。今後も腎・透析センターで力を合わせ色々な事に、取り組んでいきたいと思います!!