こんにちは。腎・透析センターです。
第70回日本透析医学会学術集会・総会が2025年6月27日から29日の3日間、大阪国際会議場で開催されました。毎年、全国の透析医療に従事する医師、看護師、臨床工学技士、栄養士等のスタッフが集まり、熱意のこもった発表を行っています。
今回の学会のテーマは「いのち輝く未来社会の透析医療」でした。
腎・透析センターでは、看護師の東副主任が「減塩指導効果に影響する因子の検討」
~A病院の減塩指導方法を実施して~について発表を行いました。


発表内容は、減塩指導効果に影響する因子についての検討とのことで透析患者さんにとって重要である減塩について視点を当てた発表をしました。
当院では医師・看護師・管理栄養士がチーム一丸となって減塩指導を日々実施しています。減塩がうまくいっている人と、うまくいかない人の差は何だろうと考え、色々なデータを集めて指導因子について検討しました。その結果、「年齢では若年層」と「就業では就業者」が減塩の実施を難しくさせる因子であることが分かりました。
減塩が難しいのは若年の就業者層であることを再認識できたので、今後、若年就業者に向けた個別指導の方法についてスタッフ間で検討をし、減塩指導に繋げていきます!

☆発表者(東 知恵子さん)からのコメント☆
今回、久々の学会発表をさせていただきました。腎・透析センターでは、スタッフ一丸となって継続した独自の減塩指導を実施していますが、減塩指導に影響する因子の分析を行ったことで、より深く減塩について理解することが出来ました。また今回、減塩指導についての課題も見出すことができ、分析結果を元に、個別性のある減塩指導を行っていきたいと思います。