こんにちは 泉北藤井病院 栄養科です
10月度ご当地メニューを実施しました。
10月は山形県です
今回の献立は
「芋煮」「だし」「マコモダケの天ぷら」「洋梨のクラフティ」
を作りました。
聞きなれない名前が多い今回ですが、まずは「だし」
これは「だし(出汁)」ではありません。
山形県の郷土料理で、夏の暑さで食欲がなくなる時期に、きゅうりやなすに
青しそやみょうがなど香味野菜を入れて味付けしたのが「だし」と言われています。
名前の由来は、包丁で野菜を細かく切りだすから「だし」と言われた説や、野菜を
刻んでだすから「だし」と言われた説など色々あるようです。
次に「マコモダケ」
私も全く知らなかった謎の食材。イネ科の水生植物にマコモというものがあり、
それに黒穂菌(クロボキン)といわれる菌が寄生し、根が肥大したもので
筍とアスパラの中間のような食感で緑の竹のような細い形をしています。
栄養素ではカリウムを多く含みます。
今回は天ぷらで何もつけずに提供しましたが、ほんのり甘くてやわらかく
患者様の中で一番の高評価でした。
最後に「洋梨のクラフティ」
「クラフティ」とは卵と牛乳をベースにした生地にフルーツを混ぜて焼いた
フランスのデザートです。今回は山形県なので、全国の生産の約6割を誇る洋梨
「ラフランス」を使用しました。
名前が難しく、患者様にはなかなか伝わらなかった面もありましたが
「何かわからへんかったけどおいしかったよ」と喜んでもらえたのでよかったです。
次は11月